国税庁は、ホームページに令和6年度分e-Taxの利用状況を公表しました。令和6年度では、オンライン(e-Tax)の利用件数が多くの項目で増加したため、総利用件数は前年度比11.9%増の約7,580万件となり、過去最高となりました。
税目ごとにみると、所得税が最も多く1,989万8,752件(対前年度比+8.2%)、消費税417万1,402件(同比+15.0%)、法人税279万251件(同比+4.3%)となっています。令和元年10月からe-Taxが可能となった相続税は12万1,707件(同比+43.4%)でした。
出典:国税庁「e-Taxの利用件数」より筆者作成
令和6年度のe-Tax利用率はまだ公表されていませんが、過年度の利用率を見ると、毎年上昇しています。

出典:国税庁「令和5年度におけるe-Taxの利用状況等について」より筆者作成
また国税庁においては、政府の「デジタル社会実現に向けた重点計画」(令和6年6月21日閣議決定)等を踏まえ、納税者の利便性の向上等の観点から、「あらゆる税務手続が税務署に行かずにできる社会」を目指し、e-Taxの利用拡大を促進するとともに、キャッシュレス納付の推進に取り組んでいます。
出典:国税庁「令和5年度におけるe-Taxの利用状況等について」
国税庁は他団体と協力の上、キャッシュレス推進デーを試行するなど、目標値50%(令和8年度)達成に向けて積極的に対応しています。