財務省は、2026(令和8)年度の国民負担率が、前年度(令和7年度)の実績見込み46.1%から0.4ポイント低下し、45.7%となる見通しを公表しました。40%台の高い水準が続く見込みです。
国民負担率とは、国民所得に対して、税金(租税)と社会保障負担(社会保険料)が占める割合をいいます。国民負担率45.7%は、家計や企業が1年間に生み出した所得(国民所得)全体に対する「税+社会保険料」の比率です。個々人の手取りが一律に45.7%減るという意味ではなく、所得水準や家族構成、働き方などで負担は大きく異なります。
令和8年度の内訳は、租税負担率が28.0%(国税18.1%、地方税9.9%)で、前年度の28.3%から0.3ポイント低下しています。社会保障負担率は17.6%で、前年度から0.2ポイント低下する見込みです。

出典:財務省「国民負担率の推移」より筆者作成
また、OECD加盟国のうち比較可能な35か国でみると(2023年実績)、最も高いのはルクセンブルクの92.7%、最も低いのはメキシコの24.1%で、日本は26番目とされています(※この順位は2023年実績に基づく比較)。

出典:財務省「国民負担率の国際比較(OECD加盟35か国)」筆者加工
日本は国際比較では突出して高い水準ではない一方、国内では過年度と比較すると高水準が続いています。今後も、税と社会保障の負担のあり方をめぐる議論は続きそうです。