税のトピックス

2026年7月6日

  • 相続税・贈与税

令和8年分路線価は5年連続上昇

令和8年分路線価は5年連続上昇

国税庁は7月1日、令和8年(2026年)分の路線価を公表しました。全国約32万地点の平均は前年比2.9%増と、5年連続で上昇。地価の上昇は、相続税や贈与税の評価額を押し上げ、納税負担にも影響を及ぼします。最新データの概要と、今からできる相続対策について見ていきましょう。


1. 路線価とは

「路線価」は、相続税・贈与税の土地評価の基準価格で、道路に面する標準宅地1㎡あたりの価値を示します。毎年7月に発表され、全国32万地点を対象に調査されます。

 

2. 令和8年分の概要

  • 全国平均路線価:前年比+2.9%(5年連続上昇)

  • 全国最高路線価:銀座5丁目「中央通り」1㎡あたり5,336万円(+11.0%、41年連続トップ)

  • 県庁所在都市の最高路線価:下落都市ゼロ、横ばい3市(青森・津・鳥取)、上昇44市

 


出典:国税庁「令和8年分都道府県庁所在都市の最高路線価」(抜粋)

 

3. 全国の税務署別 最高路線価のポイント動向

  • 上昇率20%以上は13地区。

  • 上昇率が高い地区の特徴

    – 駅前再開発が進むエリア(所在地:駅前広場/駅前通り/駅前ロータリー)
    – インバウンド需要を取り込む観光地(白馬・野沢温泉・富良野・浅草・高山・鎌倉)
    観光地ではホテル・コンドミニアム建設が続き、外国人旅行者向け投資が活況化。


出典:各国税局「令和8年分の路線価等について」より筆者作成

 

4. 相続税への影響

路線価が上昇すると、土地の評価額が上がり、相続税の負担が増加する可能性があります。また、これまで相続税の課税対象外だった方も、課税対象となるおそれがあります。
まずはご自身が不動産をお持ちの地区の路線価を確認し、相続税を試算して状況を確認することが重要です。

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